2013年6月12日水曜日

6.29 「96条を変えさせない 市民パレード」のお知らせ

96条改定の先に見える「危険な未来」
国民を守る憲法から、国民を縛る憲法へ
なんて冗談じゃない!
どなたでも参加できます。ご一緒に歩きませんか

日時:6月29日(土) 14:30~16:00

集合解散:小金井市中町3-19-16 リサイクル事業所隣接 ゲートボール場(地図

ルート(予定):集合地点→緑中央通り→けやき通り→小金井街道→上の原通り→小金井駅北口→イトーヨーカドー→雀蓮通り→農工大通り→解散地点



(写真クリックで拡大します)



2013年5月25日土曜日

【紙芝居】王様をしばる法 ~憲法のはじまり~





放射能メモ 様より転載 http://kingo999.blog.fc2.com/blog-entry-1265.html


作: 明日の自由を守る若手弁護士の会
絵: おおしまふみこ
声: きーこちゃん


【1】

むかしむかし、あるところに、とっても悪い王様がいました。

王様はとても威張っていたので、人々は王様のことが嫌いでした。でも、誰ひとりとして、王様に逆らうことはできませんでした。




【2】

悪い王様は、気に入らないことがあると、人々を牢屋に入れたり、殺してしまったりしていました。

人々は、王様を怒らせたら殺されてしまうかもしれないので、何でも我慢していました。

本や新聞を書く人は、王様を怒らせてしまうかもしれないので、怖くて何も書けなくなってしまいました。

街では、王様の手下が聞いているかもしれないので、王様の政治や生活の不満について話すことができませんでした。




【3】

しかし、人々の我慢ももう限界です。

人々はついに立ち上がり、悪い王様を捕まえました。そして、代わりに新しい王様に政治をしてもらうことにしました。

新しい王様は、もとの悪い王様とは違う政治をすることを、みんなに約束しました。




【4】

新しい王様は、さっそくきまりを作りました。

「王様は、国民に自由を与える。」

「王様がいいと言ったら、本を書いてもよい。」

「王様がいいと言ったら、街でデモをしたり、演説をしたりしてもよい。」

王様は、このきまりに「憲法」と名前をつけました。

人々は、してもよいことが増えたと思って、とても喜びました。




【5】

しかし王様は、本を書くのもデモをするのも、簡単に「いい」とは言ってくれないようです。

王様に文句をいうデモをしてはいけない。

王様を悪く書いた本は、燃やしてしまう。

本を書く人も、街の人たちも、王様の顔色ばかりうかがうようになりました。

街には、王様をほめたたえる本や、王様に賛成するデモばかりがあふれました。

 

【6】

ある時、新聞社にたくさんの警察官が入っていき、新聞を書く人たちを捕まえてしまいました。

どうやら、王様を怒らせる記事を書いてしまったようです。

人々は、王様を怒らせたら捕まってしまうかもしれないので、何でも我慢するようになりました。

街では、王様の手下が聞いているかもしれないので、王様の政治や生活の不満について話すことができなくなってしまいました。

なんだか、思っていたのと違うようです。

【7】

人々は話し合いました。

「これじゃ、前の悪い王様と同じじゃないか…」

「憲法には、「王様は、国民に自由を与える。」って書いてあるよ。僕たちは、自由をもらったんじゃないの?」

「いや、本当はちがうんだ。自由は王様にもらうものじゃない。生まれたときから持ってるものだ!」




【8】

「だったら、王様が好き勝手できないように、王様を縛るきまりを作ったらいいじゃないか。」

人々は、王様の権力を縛る新しいきまりを作ることにしました。

そしてこの新しいきまりに、王様が作ったのと同じ「憲法」という名前をつけました。

「これからは、王様が勝手に作ったきまりじゃなくて、私たちが話し合って作った、王様を縛るきまりが憲法だ。」




【9】

こうして、王様を縛る新しいきまりができあがりました。

「誰でも、本を書ける。誰でも、街でデモできるし、演説もできる。王様は、憲法を守って政治をしなさい。」

そう書いてあれば、王様も気に入らないからといって、本を燃やしたり、人を牢屋に入れたりすることはできません。

街には人々の声が溢れ、本屋にはたくさんの本や新聞が並びました。




【10】

やがて時は経ち、王様の時代から、選挙で選ばれた人たちが政治をする時代へと変わりました。

でも、街から問題がなくなったわけではありません。

生活が貧しくて困っている人、無実の罪で捕まってしまう人。

政治をする人たちを批判したら、自由に行動できないように、こっそり監視されてしまうかもしれません。

こんなとき、政治をする人たちが憲法を守ってくれるのを待っているだけでは、なにも変わりません。政治をする人たちが憲法を守るかどうか、私たちが見守っていかなくてはならないのです。

そして、もし政治をする人たちが憲法を破ってしまったら、憲法をきちんと守らせるために、私たちが声を上げなくてはならないのです。




おわり。




自民党改憲草案の内容とその危険性を1人でも多くの人に知ってもらおう、と集まった若手弁護士の団体です。日本をはじめ、近代民主主義国家は立憲主義という考え方を採用した憲法があります。しかし、自民党の改憲草案では、この立憲主義という考え方が捨て去られてしまっています。それがどれだけおそろしいことか…
それをわかりやすく説明するために作った、おとぎ話です。
日本国憲法がある今の社会が、紙芝居での最後にたどり着いた社会。自民党が改憲して目指す社会は、2番目の王様の支配する国です。


紙芝居データ(パワーポイント形式)と台本データ(ワード形式)を配信中です。
ご希望の方は、peaceloving.lawyer☆gmail.com までメールをお寄せ下さい。(☆を@に変えてください)
*2000円以上のカンパをお願いしております。

《転載終了》

2013年5月3日金曜日

映画 日本国憲法





戦後60年目を迎えた2005年、自衛隊のイラク派兵をきっかけに憲法についての踏み込んだ議論がはじまりました。国内のあまりに性急な改憲への動きを、世界に視野を広げて見つめ直す、それがこの映画の出発点でした。憲法とは誰のためのものか、戦争の放棄を誓った前文や第9条をどう考えるのか。本作品は、憲法制定の経緯や平和憲法の意義について、世界的な知の巨人たちが語った貴重なインタビュー集です。

2005年度第79回キネマ旬報ベスト・テン「文化映画」部門第1位
2005年度日本映画ペンクラブ会員選出ベスト5「文化映画」部門第1位
山形国際ドキュメンタリー映画祭2005「ニュー・ドックス・ジャパン」部門正式出品


公式サイト → 映画 日本国憲法

2013年4月23日火曜日

絶対埋め立てはさせない 


「(安倍の96条改悪指向について)「冗談じゃないよ馬鹿野郎と。国家権力を制限するのが憲法なんだと」「今の憲法は第二次世界大戦での軍部の暴走の反省から生まれたもの。憲法改正のバリアは高くしておかないと、戦争で亡くなった父や兄たちの世代の魂に申し訳ない」 大橋巨泉

2013年3月23日土曜日

美輪明宏さんの憲法改悪解剖論。 岩波ブックレットより。



「前略 しかもアメリカが作ったというのはありがたいことです。アメリカは自分達が作った憲法だから、日本に戦争をけしかけてくるわけにはいかない。彼らは手も足も出せない、自縄自縛なのです。

それを知っているから、今、アメリカは憲法9条を解きたくてしようがない。幽霊が『そこのお札はがしてくれー、はがしてくれー』という話と同じです。憲法9条を変えようとしている政治家たちは、それに気がついていないのです。

9条を改悪する必要なんてありません。

ヨーロッパでは政治家や評論家というものは、 中略 落ち着いていて知性的。勇気と胆力、やさしさと思いやりがある。

ところが日本はまるで逆です。今の政治家は戦時中の軍人と同じです。そういう連中が、憲法改正、改正と言って、また日本を戦争にひきずりこもうとしている。彼らこそ非国民です。

鎖国の時代でもないのに、こんなに日本が戦争にひきずりこまれることなくこられたのは、 中略 それは憲法に守られてきたからです。

中略

いいじゃありませんか、自分の夫が、ボーイフレンドが、わが子が、孫が、家に帰ったら赤紙一枚で出征させられて、それは死を約束されているわけですからね。

また戦時中と同じように、日本中が老人と女子供だけになればいいんです。自分の恋人を殺して、子供を殺して、孫を殺して、さぞかし満足でしょうよ。

みんな、全部他人のことだと思っているから平気でいられるのです。与党や野党の一部を支持している人たちはみんな、男たちのいない世界を作りたいのね。

私がどれだけ悲劇を見てきたか…。

中略

みんな戦争の正体をしらなさすぎます。」